心の成り立ち(入門)
ここでは、心の成り立ちについて、最も重要な点をできるだけ分かりやすく、簡潔に書いていきます。このホームページを開いた時に最初に読んで頂けると幸いです。それぞれの文章はとても短いので、ここにある文章を上から順に読んでいって頂ければ、と思ってます。また、この章では、分かりやすさを最優先して考えているので、正確性については少し足りない部分もありますが、より正確に心の成り立ちを理解をされたい方は『心の成り立ち 基礎』のカテゴリーにある様々な文章を読んで頂けると幸いです。
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2021.01.16 心の成り立ち(入門)
「善」を行なう動機は主に二種類で「愛」または「信念」です。この両者の精神性の違いを理解することは非常に大事です。 「愛」は「他者を大事に思う心」であり「他者を大事に思う」からこそ「他者のため」に何かをしたいと思う方向性で…
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2021.01.16 心の成り立ち(入門)
「善意」は「他者のため」を思う心ですから、もし「偽善意」という言葉があったとしたら、それは「自分のため」を思う心です。そして、基本的に「善意」から「善」は生まれ、「偽善意」から「偽善」は生まれます。 「善」と「偽善」は非…
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2021.01.15 心の成り立ち(入門)
「誰かのため」に何かをすることの中にも「楽しいもの」と「苦しいもの」があります。この両者がどのような違いがあるのかを理解することは大事です。 「楽しい善」は「欲望」に近いのに対して、「苦しい善」は「嫌悪」に近いです。だか…
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「裏切らない」⇔「裏切る」と「信じる」⇔「疑う」(2021/1/5更新)
2020.05.02 心の成り立ち(入門)
相手を「裏切らない」ことと「裏切る」ことは、「愛」と「欲望」の対立のことを意味します。「愛」は「相手のため」なので「裏切りたくない」と思いますが、「欲望」は「自分のため」なので「相手を裏切ってでも他の何らかの利益を選びた…
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2020.05.02 心の成り立ち(入門)
「信じる」の対義語が「疑い」であって、「信じない」のであれば「疑う」しかないと思ってしまうと、罠に捕まってしまいます。実際は、何かを疑問視する心の動きには、「疑い」とは別に「問い」という心の動きもあるからです。 「疑い」…
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2021.01.15 心の成り立ち(入門)
「賢さ」とは「物事の本質を見定められる力」なのに対して、「愚かさ」は「物事の本質を見定められないこと」です。曖昧に「賢さ」と「愚かさ」を理解していると、「賢さ」を獲得することも「愚かさ」を克服することも難しくなるので、こ…
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2021.01.17 心の成り立ち(入門)
「謙虚」は人の「成長」を促しますから「謙虚」は非常に大事です。つまり、「謙虚」は自分の「短所」の「発見」を促し、その「短所」の「克服」を促すからこそ、非常に大事です。 それに対して、「誇り」は人の「行動」を促しますから「…
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2021.01.18 心の成り立ち(入門)
「誇り」は大きく分けて二種類あり、それは「他者のため」の「誇り」と「自分のため」の「誇り」です。つまり、「愛」の「誇り」と「欲」の「誇り」の二種類があります。 現代は、この二種類の違いを踏まえずに「誇り」や「プライド」と…
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2021.01.17 心の成り立ち(入門)
「頑固」=「頑なに固まること」=「考えを変えたくないこと」です。逆に、「頑固」の対義語は「柔軟」であり、「柔軟」=「考えを変えることができること」です。 現代は「信念」がある人のことを「頑固」な人と捉えてしまうケースが少…
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2021.01.14 心の成り立ち(入門)
「自己愛」や「自分を愛する」といった言葉の使われ方がありますが、この言葉は間違った言葉です。何故ならば、「愛」はそもそも「相手のことを大事だと思う気持ち」なので、自分を「愛」することは不可能だからです。 他人を愛したこと…
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2022.10.04 心の成り立ち(入門)
「寂しさ」の本質を理解するためには、誰かと共にいることを望む「愛」や「依存」といった心との関係性を理解する必要があります。ですので、このページでは、「愛」と「寂しさ」と「依存」の関係性について説明していきます。 &nbs…
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2021.01.15 心の成り立ち(入門)
我々人間は他人と比較することによって自分のことを「分かる」ことができます。何故ならば、他人と比べて自分がどうであるのかを知ることによって、自分がどのような人間であるのかが見えてくるからです。逆に言うと、もしこの世に自分し…
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「自分が好き⇔自分が嫌い」と「自分を認める⇔自分を認めない」
2021.01.14 心の成り立ち(入門)
自分に対してどのような印象を抱くかは生き方に大きな影響を与えるからこそ、自分自身をどのように思うのかについて理解を深めることは大事です。このページでは「自分が好き⇔自分が嫌い」と「自分を認める⇔自分を…
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2022.10.07 心の成り立ち(入門)
他の国の人々と比べて、我々日本人は「嫌われたくない」という心と共に生きやすい国民性を持っています。だからこそ、「嫌われたくない」という心の本質を理解することは大事です。 【「嫌われたくない心」の本質】 他人…
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2022.10.07 心の成り立ち(入門)
「善」の中には、他人から「好かれる」ものもあれば「嫌われる」ものもあります。例えば、「優しさ」は「好かれやすい」のに対して、「厳しさ」は「嫌われやすい」です。 他人から「好かれる」ことは「楽」であるのに対して、他人から「…
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2022.10.07 心の成り立ち(入門)
どのような人が「好かれる人」であって、どのような人が「嫌われる人」なのかを知ることはとても大事です。何故ならば、このようなことを理解することで、他人から「好かれるべき人」が「好かれる」ことを促せますし、他人から「嫌われる…
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2022.10.07 心の成り立ち(入門)
他人を「嫌う心」も「問題視する心」も、相手を「否定する心」ではあります。そして、残念ながら、この世には「否定」しなければならない人もいます。 例えば、ヒトラーは「肯定」すべき人間ではなく「否定」すべき人間です。つまり、大…
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「愛」と「欲望」は異なる「真実」を生むことについて(2021/1/5更新)
2020.05.02 心の成り立ち(入門)
「愛」を選ぶか「欲望」を選ぶかで「真実」は異なります。「真実」はいつも一つしかないと思ってると罠に捕まるので、「真実」は常に複数あることを意識しておくことはとても大事です(「真実」が無いわけではありません)。 「愛」と「…
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「愛」は「真実」を知ろうとする⇔「欲望」は「真実」を知ろうとしない(2021/1/5更新)
2020.05.02 心の成り立ち(入門)
世の中にはこの世界や自分の心がどのように成り立っているのか知ろうとする人と、知ろうとしない人がいます。このことも「愛」と「欲望」の対立から生まれる違いです。 本当の「愛」があれば、この世界や人の心がどのように成り立ってい…
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「愛」は「真実」を見抜きやすい⇔「欲望」は「真実」を見抜きにくい(2021/1/5更新)
2020.05.02 心の成り立ち(入門)
「愛」は「真実」を見抜きやすいのに対して、「欲望」は「真実」を見抜きにくいです。その構造を説明します。 「愛」を抱いて「真実」を知ろうとする時、動機は「自分のため」ではなく「他者のため」なので、自分にとって都合のいい「情…
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2017.06.18 心の成り立ち(入門)
「愛」は「自分よりも他者を大事に思う気持ち」だからこそ、他者の「意志」を大事にしようと思い、他者に「自由」を与えようとします。それに対して、「欲望」は「相手よりも自分を大事に思う気持ち」だからこそ、自分の「利益」のために…
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2017.07.06 心の成り立ち(入門)
「教育」は「支配」ではなく「自由」であるべきです。しかし、日本で行われている「教育」の多くは「自由」ではなく「支配」です。日本では家庭では親が子に、学校では先生が生徒に、会社では上司が部下に「〜しなさい」という形で「命令…
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「教えること」と「教えられること」について(2021/1/5更新)
2018.03.20 心の成り立ち(入門)
我々人間はいつも教え合いの中を生きています。その時に、良い形で他人に物事を教える人と、悪い形で他人に物事を教える人はいます。良い形で他人に物事を教えることを促すためにも、悪い形で他人に物事を教える人から学ばないためにも、…
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2017.11.18 心の成り立ち(入門)
生きていく上で、「~すべき」「~したい」の違いと関係性を理解することはとても大事なことです。何故ならば、我々はいつも「~すべき」「~したい」という心の動きによって何かを行なっているからです。 【「~すべき」…