ここでは、観るべき映画やアニメについて書きます。我々が心の成り立ちやこの世界の成り立ちについて理解を深める上で、非常に優れた映像作品はあります。ここにそういった映像作品を列挙していくので、これらの作品を時間がある時などに観て頂けると幸いです。どれも非常に面白い作品なので、息抜きにもなると思います。重要度が高い順に上から書いています。

最近はNetflixやhuluといった動画配信サイトがあり、こういったサイトにある作品はスマートフォンなどでいつでも観ることができます。ですから、こういった動画配信サイトはいい作品だけを観るのであれば、とても優れたサービスです。また、月額1000円なので高くもありません。Netflixやhuluにある作品については、「Netflix」や「hulu」と横に書きます。あと、Amazonプライム会員であれば無料で観ることができる映画もあるので、そういった作品は「Amazonプライム」と書きます。

※ここに列挙する作品は、2017/7/3時点で私が気付くことができている作品だと理解して頂けると幸いです。私が気付くことができていない、心の成り立ちを理解する上で優れた作品については将来的に列挙します。例えば、黒澤明作品などは改めて見直してみて、どのように価値があるのかを分析した後に書くと思います。


・宮崎駿

宮崎駿は「光」のことを強く描いているので、まず最初にこれらの作品を観て頂けると幸いです。

『ルパン三世カリオストロの城』 Netflix
『風の谷のナウシカ』
『天空の城ラピュタ』
『となりのトトロ』
『魔女の宅急便』
『紅の豚』
『もののけ姫』
『千と千尋の神隠し』
『ハウルの動く城』
『崖の上のポニョ』
『風立ちぬ』
『未来少年コナン(テレビアニメ全26話)』Netflix

宮崎駿作品の登場人物や宮崎駿についてはここに詳しく書いています。

http://junashikari.com/hayaomiyazaki/宮崎駿について/


・庵野秀明

庵野秀明は「闇」のことを強く描いているので、宮崎駿作品を通して「光」のことを理解した後に観て頂けると幸いです。

『エヴァンゲリオン(テレビシリーズ全26話)』
『エヴァンゲリオン旧劇場版』
『エヴァンゲリオン新劇場版』
『彼氏彼女の事情(テレビアニメ全26話)』


・高畑勲

高畑勲は「光」と「闇」の両方を宮崎駿と庵野秀明の間を取るように描いているので、宮崎駿と庵野秀明を観た後に観て頂けると幸いです。

『パンダコパンダ 』
『アルプスの少女ハイジ(テレビアニメ全52話)』hulu 
『赤毛のアン(テレビアニメ全50話)』Netflix
『母をたずねて三千里(テレビアニメ全52話)』Netflix
『じゃリン子チエ(テレビアニメ全64話)』Netflix
『じゃリン子チエ 劇場版』Netflix
『火垂るの墓』
『おもひでぽろぽろ』


・北野武

北野武は「火の気持ち(元気・笑い/闘いの心)」を描いてきました。特に、「火の気持ち」の「闘いの心」について強く描いてきました。ですから、「光」について理解する上で、「火の気持ち」に特化して学ぶためにこれらの作品を観て頂けると幸いです。『HANA-BI』『BROTHER』『座頭市』では「闘いの心」が強く描かれ、『ソナチネ』や『菊次郎の夏』では登場人物達が太陽の下で遊ぶことで「火の気持ち」を獲得していく様がよく描かれ、『Dolls』や『アキレスと亀』では悪魔が人間に何をしているのかが描かれています。

『HANA-BI』 (火の気持ち)
『ソナチネ』(火の気持ち)
『キッズ・リターン』(火の気持ちと水の気持ち)
『菊次郎の夏』(火の気持ちと闇)
『BROTHER』(火の気持ちと闇)
『座頭市』(火の気持ちと闇)
『Dolls』(闇)
『アキレスと亀』(闇)
『龍三と七人の子分たち』(火の気持ち vs 闇)
『アウトレイジシリーズ』 (様々な闇と闘いの心)


・小津安二郎

小津安二郎は「光」と「闇」に関する様々な大事な事柄を描いてきました。それぞれの作品は50年以上前の作品ですが、現代を生きる我々に通じる要素も非常に多くあります。

『東京物語』 hulu Netflix
『麦秋』 hulu
『晩春』 hulu
『東京暮色』 hulu
『お茶漬けの味』 hulu
『早春』 hulu
『お早よう』 hulu
『彼岸花』 hulu
『浮草』
『宗方姉妹』
『小早川家の秋』
『秋刀魚の味』 hulu
『長屋紳士録』 hulu
『風の中の牝鷄』 hulu


・クリストファー・ノーラン

クリストファー・ノーランは北野武が「闘いの心」を強く描いてきたように、「問題解決の心(水の気持ち)」のことを強く描いてきました。ですから、「水の気持ち」について理解を深めるためにこれらの作品を観て頂けると幸いです。特に、『ダークナイト』はバットマン(水)とジョーカー(闇)の対立軸から多くを学ぶことができる非常に優れた作品です。

『バットマン・ビギンズ』 Netflix (問題解決の心 vs 土の気持ち)
『ダークナイト』 Netflix (問題解決の心 vs 闇)
『インセプション』 Netflix (問題解決の心)
『ダークナイト・ライジング』 Netflix (問題解決の心 vs 土の気持ち・闇)
 

・マイケル・マン

マイケル・マンは北野武とクリストファー・ノーランの中間のような存在であって、「闘いの心(火の気持ち)」と「問題解決の心(水の気持ち)」のことを強く描いてきました。そのような位置付けでこれらの映画を観て頂けると幸いです。『コラテラル』はある男が一晩の間に「闘いの心」を獲得していく姿が描かれている、非常に優れた映画で、「闘いの心」の教科書のような意味を持っています。

『コラテラル』 Amazonプライム (闘いの心 vs 闇)
『マイアミ・バイス』 Netflix (闘いの心 vs 闇)
『インサイダー』 (闘いの心 vs 闇)
『ヒート』 Netflix (闘いの心 vs 闘いの心)
『ラスト・オブ・モヒカン』 hulu(吹き替え) (問題解決の心 vs 闇)
『パブリック・エネミーズ』 Netflix (問題解決の心 vs 愛を抱える闇)


・スターウォーズシリーズ

 

スターウォーズシリーズでは「気」のことを「フォース」と呼び、神々と働く「光」のシャーマンをジェダイ、悪魔と働く「闇」のシャーマンをシスと呼んでいます。ですから、これらの作品を通して、「光」と「闇」の対立軸、「気」の成り立ち、2種類のシャーマンの違いなどを理解できます。

『スターウォーズエピソード1』
『スターウォーズエピソード2』
『スターウォーズエピソード3』
『スターウォーズエピソード4』
『スターウォーズエピソード5』
『スターウォーズエピソード6』
『スターウォーズエピソード7』
『スターウォーズ ローグ・ワン』


・神々や天使を描いた映画

神々や天使について適切な形でイメージを抱くことはとても大事ですが、これらの映画はそういったイメージ付けを支えてくれます。天使について理解する上では『ベルリン・天使の詩』がとても参考になります。『トロイ』は古代世界最強の戦士のアキレスを描いた作品ですが、アキレスは火星神様(アレース)の化身です。ですから、アキレスの姿を通して我々は火星神様について理解をすることができます。

『トロイ』 hulu Amazonプライム
『ベルリン・天使の詩』
『アンジェラ』 Netflix Amazonプライム

※神々の描写で最も適切なのは宮崎駿の『崖の上のポニョ』のグランマンマーレです。グランマンマーレは金星神(ヴィーナス・アプロディーテ)の姿を描いたものになります。『インモータルズ Netflix』や『タイタンの戦い Amazonプライム』『タイタンの逆襲 Amazonプライム』といった映画の中でも神々の姿は描かれているのですが、ストーリーに問題があり、神々の言動の描写は良くありません。しかし、神々に対するイメージを抱く上では少し役立つので、ストーリーは一切見ずに神々が描写されているシーンだけを観ることは参考になるかもしれません。


・悪魔を描いた映画

悪魔が人間に対して何を行なっているのかを描いた優れた映画は多くあります。以下の映画は全て悪魔に強く襲われた人間の物語なので、これらの作品を観ることで我々は悪魔のことを理解できます。現代では悪魔に強く襲われた人間は統合失調症患者と呼ばれますが、実際は彼らは悪魔に襲われている人間です。例えば、『ビューティフル・マインド』は実在する統合失調症を患う数学者ジョン・ナッシュが描かれていますが、ジョン・ナッシュは悪魔に襲われているからこそ、気が狂ってしまいます。ただ、これらの映画は強い「闇」を描いていますから、これらの作品を観ることを通して「闇」をもらわないように注意して頂けると幸いです。心身共に相当調子がいい時に観て頂ければ、と思っています。

『ブラック・スワン』 Amazonプライム
『マシニスト』 Netflix
『イン・ザ・プール』Netflix
『ファイトクラブ』 Netflix
『ビューティフル・マインド』 Netflix Amazonプライム
『4分間のピアニスト』 Netflix
『アンチ・クライスト』
『奇跡の海』 Netflix hulu


他にも優れた映画はたくさんありますが、心の成り立ちを理解する上で非常に優れた作品をここで列挙しています。ですから、これらの作品を本当に深く理解すれば、我々は心の成り立ちについてかなりの理解を深めることができます。御興味あるものからで構いませんので、これらの映画やアニメを御覧になって頂けると幸いです。