歩くことは心身を健康に保つ上でとても大事です。けれども、歩き方が悪いとあまり効果がありません。歩く時はとにかく元気に歩くことを心がけてみて下さい。そうすると、歩く度に心身が元気になっていくことを感じられます。太陽を感じるように歩いていると、自然と元気な歩き方になっていくので、是非太陽を感じながら歩いてみて下さいね。

歩き方について最初の段階で意識してほしい点はこれだけなのですが、このことについてちゃんと解説を行ない、補足説明をすると以下のようになります。

「元気」は「元の気」であって「火の気」のことを意味します。そして、「火の気」を受け取るためには自分自身が「火の気持ち(元気)」になる必要があり、「元気」な歩き方をしていると自然と心が「火の気持ち(元気)」になっていきます。運動は我々の心の状態を変える力があるからです。

つまり、「元気」な歩き方をしていると心が「火の気持ち(元気)」になり、そのことによって「火の気」を受け取ることができる状態になり、どんどん「火の気」を受け取り「元気」になっていきます。だからこそ、「元気」な歩き方は心身を「元気」にする力があります。

そして、太陽は地球に「元気」=「火の気」を与えている星です。ですから、太陽を感じながら歩いていると、「火の気(元気)」を受け取り、自然と「火の気持ち(元気)」になっていきます。だからこそ、歩き方が自然と変わっていきます。運動が我々の心の状態を変えるのと同様に、我々の心の状態が運動の仕方に反映されていくからです。これを言い換えると、我々がどういう「気」を抱えているのかということが、体の動きにはいつも反映されます。余談ですが、だからこそダンスは面白いです。

我々の心の状態は歩き方に強く表現されます。ですから、「火の気持ち」の歩き方もあれば、「水の気持ち」の歩き方もあり、「憂鬱」の歩き方もあれば、「優越感」の歩き方もあります。このような意味で、歩き方には様々な種類があること、歩き方にも「光」と「闇」があることを知っておいて頂けると幸いです。通勤中のサラリーマンなどの歩き方は「憂鬱」の歩き方や「嫌悪」の歩き方などが多く、皆さんせっかく歩いているのに、もったいないことをしています。同じ時間歩くのであれば、健康になる歩き方(元気な歩き方)をした方が時間の有効活用になるからです。

「火の気持ち」は「元気・笑い」の側面と「闘いの心」の側面があるので、「火の気持ち」の歩き方は「元気」の方向性だけではなくて、「闘いの心」の方向性もあります。だから、太陽を浴びながら戦士のように歩くことも、心身を健康に保つ上で有効な歩き方です。「闘いの心」を抱いて歩いていると、自然と「闘いの心」の歩き方になっていきます。

大事なことは体験を通して理解することです。「火の気持ち」の歩き方をするか、下を向いて歩くのとでは、心身がどれだけ健康になっていくかが異なります。つまり、「火の気」が自分にどれだけ入るのかが変わってきます。また、携帯をいじりながら歩くのと、太陽を感じるようにして歩くのでは、どれだけ健康になるか=どれだけ「火の気」が入るのかが変わってきます。また、「火の気持ち」の音楽を聴きながら歩くのと何も聴かずに歩くのでは、どれだけ健康になるか=どれだけ「火の気」が入るのかが変わってきます。

(「火の気持ち」の音楽の例を貼り付けておきますので、実際にこれらの音楽を聴きながら歩く時と聴かないで歩く時の心身の状態の違いを分析してみて頂けると幸いです。)


ビートルズ『グッドモーニンググッドモーニング』
 



クラムボン『バンと蜜をめしあがれ』
 


そういった体験の違いから、「火の気持ち」で歩くことの価値や、太陽を感じるようにして歩くことの価値や、「火の気持ち」の音楽を聴きながら歩くことの価値を理解できます。そういう風にして、自分自身で色々な大事なことを学んで頂き、それを日常に取り入れて頂けると幸いです。

理想的には毎日30分程、太陽を浴びながら「火の気持ち」で歩く時間を作ることです。その時に「火の気持ち」の音楽を使うのであればより一層いいです(ただ、車には気を付けて下さいね)。そういった習慣を作り実践していれば、心身の状態をかなり健康にしていくことができます。あと、水を持って歩いて、喉が乾く度に飲んで下さい。

太陽の光を感じながら、いい音楽を聴きながら、「元気」に歩くことは辛いことではなくて、喜ばしい瞬間です。「健康維持のためのウォーキング」と思ってしまうと、「〜しなければいけない」と感じられてしまい、嫌になりやすいです。義務感は「嫌悪」に繋がりやすいからです。そうではなくて、「太陽を浴びながら歩くのが好きだからこそ、歩きたい」と思うことが大事で、そうすると「〜しなければならない」ではなく「〜したい」を思えるので、自然と続きます。『となりのトトロ』のオープニングソングの『さんぽ』はそういった心情のことを歌っています。
 


是非、この曲のような気持ちでウォーキングを習慣化して頂けると幸いです。