現代のK-POPは世界的な影響力を持っています。例えば、BTSは昨年アメリカのBillboard Hot100で1位を2度も取り、韓国国内のみに限らず、世界的な流行を起こしています。そんな現代K-POPの「光」と「闇」について、代表的なTWICE・BLACKPINK・BTSの3グループを取り上げながら簡単に説明していきます。


【現代K-POPガールズグループの「光」と「闇」】

TWICEは基本的に「光」を表現するグループであるのに対して、BLACKPINKは基本的に「闇」を表現するグループです。この2グループの対立軸を通して、現代K-POPを理解することはとても大事です。
 


例えば、日本語バージョンも発表されているTWICEの『TT』は非常に優れた曲で、この曲は現代の女性の「光」の「可愛さ」を表現した曲です。こういった曲を通して、中高生の女の子などが恋心を学ぶことは良い形で恋を学ぶことを促すので、この楽曲は非常に価値があります。音楽的にもダンス的にも、たくさんの人々の心を掴む力を持っているので、多くの人が好きになる力を持った作品です。このような意味で、『TT』は現代K-POPの素晴らしい作品の一つです。
 


それに対して、BLACKPINKの『KILL THIS LOVE』は真逆の意味を持った楽曲で、この曲は現代の女性の「闇」の「かっこよさ」を表現した楽曲です。こういう曲を通して、女性が恋に関する悪い心や哲学を学ぶことは悪い形で恋を学ぶことを促すので、この楽曲は非常に罪深いものです。ただ、音楽的にもダンス的にも、たくさんの人々の心を掴む力を持っているので、多くの人が好きになってしまう力を持った作品です。このような意味で、『KILL THIS LOVE』は現代K-POPの最悪の作品の一つです。

ここではこの2曲だけを取り上げましたが、この2つのグループは様々な意味で真逆の意味を持ちます。その時代に流行るためには、人々の心を惹きつける何かが必要ですが、女性の「光」の「可愛さ」と女性の「闇」の「かっこよさ」という二つの方向性は、そういった魅力の代表格です。例えば、J-POPだと、ほぼ同時期にデビューをしたAIKOと椎名林檎の対立軸はTWICEとBLACKPINKの持つ対立軸とほとんど同じ意味を持ちます。

女性的な「光」の「可愛さ」の代表格は、女性的な「元気」の「可愛さ」です。それに対して、女性的な「闇」の「かっこよさ」の代表格は、女性の「嫌悪」の「かっこよさ」です。そういった対立軸が、現代のK-POPの場合はTWICEとBLACKPINKに反映されていると御理解頂けると幸いです。


【現代K-POPボーイズグループの「光」と「闇」】

TWICEとBLACKPINKの場合とは異なり、BTSはそのグループ自身が「光」と「闇」を揺れ動いています。
 


例えば、『Dynamite』は今風の男性の「光」の「かっこよさ」を表現した作品です。この曲の精神性は今風の男性の「元気」であって、こういった楽曲を通して人々は「元気」をもらうことができるので、この曲が流行ったことは良いことです。
 


それに対して、『IDOL』は今風の男性の「闇」の「かっこよさ」を表現した作品です。この曲の精神性は今風の男性の「欲望」であって、こういった楽曲を通して人々が「欲望」を学ぶことは心に悪い影響を与えるので、この曲が流行ったことは悪いことです。


【現代K-POPが日本に与えている恩恵】

昨年、TWICEのプロデューサーであるJ.Y.ParkはNiziUを日本でデビューさせ、縄跳びダンスなどを通してNiziUが社会現象化しました。TWICE同様にNiziUも、女性の「光」の「可愛さ」を表現するグループであって、非常に良い影響を日本に与えています。NiziUについての詳しい解説は将来的に詳しく書くつもりです。
 


楽曲やダンスやMVの完成度といった様々な要素で、現代K-POPは非常に高いレベルにあるが故に、世界に影響力を持っています。その影響の中の良い部分を日本はNIziUを通して受け取っていることを知って頂けると幸いです。