「神懸かっている人」というような言葉は現代でも使いますが、そういう人間は何らかの目に見えない存在と強く働いている人間です。そして、このホームページで度々書いてきましたが、神懸かっている歌手達は、その歌手が繋がっている神様が人間に伝えたいことを伝えるために歌を歌っています。つまり、神々と共に働く歌手達は神々の代弁者です。だからこそ、神々と共に働く歌手達の歌を本当に理解すれば、神々が我々人間に伝えたいことを受け取ることができます。

そういう観点で歌手達を見渡した時に、持田香織はとてつもなく重要な一人の歌手です。何故、彼女がそれほどまでに重要な歌手なのかというと、彼女の表現する「気持ち」を表現できる歌手は他におらず、その「気持ち」は大きな価値があるものだからです。彼女の歌手としてのポジションがとても稀な立場だからこそ、このような結果が生まれます。

このページでは、持田香織という歌手が持っている意味合いについて、概要説明をしたいと思っています。


【木星神様の使いとしての歌手】

持田香織は木星神様と繋がっている人間で、木星神様と共に歌を歌っている歌手です。そのことの根拠は持田香織という名前や彼女の歌ってきた歌詞に強く表現されていますので、まずその点について説明させて下さい。


・名前について

我々の名前にはその人間の意味合いがとても強く表現されています。つまり、名前にはその人間のポジションが書かれています。そして、「持田香織」という名前には、木星神様と共に働いていることが表現されています。

「香織」という名前は「香りを織る」と書きます。そして、木星神様は太陽系における「木の気(風の気)」を司っている神様であって、地球上の「風」を操っている神様です。そして、「香り」は「風」によって運ばれてくるものなので、「香織」の「香」という漢字はそういった意味で「風」のことを象徴しています。

(木星神様についての詳しい解説はこのページでは避けますが、とにかく「木星神様=太陽系の風の神様」と理解して頂ければ、と思います。昔の人間は木星に「木の気(風の木)」が宿っていることを知っていたので、「木の星」=「木星」という名付けをしています。)

​そして、「織」は「風」によって運ばれてくる「香」を「織る」ことを意味し、持田香織の人生の場合は、歌によって「織る」ことを意味します。この「織」という漢字は、「糸」や「音」といった要素によって成り立つ文字ですが、この構造は人間が神々と共に歌を歌うことの構造とよく一致するので、音楽家になるために生まれてきた人間はよく「織」という漢字を名前に持っています。例えば、UAの本名は嶋歌織ですが、日本という「島国」で「歌」を「織る」ために生まれていることをよく表しています。

どうして神々と共に歌を歌うことと「織」という漢字がよく一致しているかというと、人間が神々と共に歌を歌う時、我々は神々との「糸」=「繋がり」=「縁」を使いながら「音」を奏でるからです。「縁」とは「気」が流れるラインのことであって、神々と共に歌を歌う人間は、その「縁」を通して「気」をもらうことによって、歌を生み出します。例えば、「縁」を通して、何らかの「気」を「持つ」ことによって「気持ち」を抱いた状態で声を出したり、「気」が「付く」ことによって、歌詞に必要な「アイデア」を「気付く(思い付く)」ことをしながら、歌を作るといった形です。

また、「持田」という名字は文字通り、「田を持つ」ということを意味します。「田」とは「田畑」「油田」「塩田」と言われるように「何かが生まれる場所」のことです。そういった意味で「何かが生まれる場所を『持』っている」という意味が「持田」という名字に込められています。そして、「持田香織」という全体像で考える場合、「香り」の「田」を「持つ」という形で解釈することがとても自然です。そして、そういう風に解釈した時に、この「田」が木星であることが理解できます。

何故ならば、木星神様は木星に宿っている神様であって、木星に宿っている様々な「風の気」を司っている神様だからです。つまり、地球に生きる我々にとって、木星とは「風の気」の生まれる「田」です(ちなみに、太陽系のそれぞれの星は異なる「気」を「持」っている「田」です)。そういった「田」からやってくる、様々な「香(風)」を「織る」ということは、言い換えると、「織る」ための様々な「香り」の「田」を「持っている」ということを意味します。これが「持田香織」という名前の持っている意味です。

以上を整理すると、

持田:木星という「風の気」の『田』を『持』っている
香織:「風」によって運ばれてくる様々な『香り』を歌によって『織』る

ということを意味します。「持田」という名字だけでは、一体どのような「田」なのかははっきりしませんが、「香織」という名前の持つ「香」という漢字が「風」と繋がりの強いものである恋とを前提とすると、ここで言われている「田」が「風の気」の宿る木星のことであると特定することができます。


・ファーストアルバムのタイトル『moka』について

名前と同様に、その歌手の最初の作品名には、その歌手の意味合いがよく表現されていることがとても多いです。そして、持田香織のファーストアルバムのタイトル『moka』にも、持田香織の持っている意味合いが強く表現されています。何故ならば、「もか」とは、持田香織のイニシャルであり、木星神様のイニシャルでもあるからです。整理すると、

も    か
もちだ    かおり
もくせい かみさま

「持田香織」という名前の「持田」とは「木星を持っているということ」であって、「香織」は持田香織の「役割(人間として「香」を織ること)」を意味します。それと全く同様に、「木星神様」という名前の「木星」とは「木星を持っているということ」であって、「神様」とは「役割(神として「気」を司ること)」のことです。

何故このアルバムのタイトルが「moka」になったかというと、井上陽水が持田香織の名字と名前の一文字目を使って「モカちゃんと呼ばれたことない?」と持田香織に話し、その話をずっと持田香織が気になったからです。こちらのリンクに井上陽水とのエピソードは書かれています。

https://www.barks.jp/news/?id=1000052064

井上陽水も木星神様と繋がっている歌手であって、木星神様の導きによって井上陽水は「モカ」というキーワードを「気付く」ことを促されています。それに対して、持田香織はそのキーワードが「気になる」ということを、木星神様の関与によって導かれています。そういったことの結果として、木星神様は持田香織の持っている意味合いをファーストアルバムのタイトルに表現することを実現しています。


・Every Little Thingというグループ名

Every Little Thingというグループ名にも、持田香織の意味合いは表現されています。Every Little Thingという名前はビートルズの『Every Little Thing』という曲名から来ていますが、この歌の歌詞が持田香織の立場と一致するからです。

この歌は主人公が自分の彼女のことを賞賛している歌です。この歌の中の「Every little thing she does. She does for me, yeah.(どんなにささいなことでも、僕のために彼女はしてくれる)」という歌詞からこのタイトルは生まれています。「愛」には様々な方向性がありますが、この歌で描かれている女性は「優しさ」の「愛」を使う方向性の女性であることが、この歌詞から分かります。逆に言うと、例えば「厳しさ」の「愛」を持つ人は、どんなささいなこと(Every Little Thing)でもやってあげることはしません。「厳しさ」の立場は「何でもやってあげることは相手をダメにしてしまう」と思うからです。それに対して、「優しさ」の立場は「とにかく相手を支えたい」と思います。

本来の意味の「優しさ」は「思いやり」であって、そういった「気持ち」が「風の気持ち」です。「風」は地球に生きるそれぞれの命のために必要な空気を送ってくれるものですが、この「風」のスタンスそのものが、「思いやり」によって相手の立場になり、相手を「支える」ために、「優しさ」を実践するという「愛」の方向性をよく表現しています。

持田香織は「風の気持ち(優しさ)」を心に強く持った人であって「風の人」です。そういった持田香織の立場を「Every Little Thing」というグループ名は強く表現しています。

 

・持田香織が木星神様と繋がっていることを示す歌詞・PVについて

持田香織の歌詞やPVの中には持田香織が木星神様と繋がっているということを示すものが多くありますが、とても直接的に木星神様との繋がりが表現されている『キラメキアワー』を少し取り上げたいと思います。
 


この歌では、「なんにだってなれるんだ 風の女神が告げるんです」「どこにだって飛べるんだ 風の女神が伝うんです」といった形で「風の女神」という言葉が何度も歌われますが、木星神様は太陽系の「風の気」を支えている神様なので、この歌詞は持田香織が木星神様と共に生きていることをとても的確に表現している歌詞です。

 

また、PVでも泡が「風」によって運ばれてくる描写が多く描かれていますが、この描写も持田香織が「風」に乗ってくる「香」を「織る」ために生まれていることを、とても的確に表現しています。

持田香織の人生の意味合いを示す、このような重要な歌・PVはとても多く、例を挙げていくと説明が果てしなくなりますので、この一曲だけを取り上げさせて頂きました。
 

【持田香織の歌い方の変化について】

持田香織の歌い方は途中からかなり変わっています。このことの意味について解説したいと思います。

Every Little Thingの初期の方の持田香織は「火の気持ち」で歌を歌っているのに対して、後になればなるほど「風の気持ち」で歌を歌うようになっています。「火の気持ち」は「元気・笑い/闘いの心」のことで、「風の気持ち」は「優しさ」です。そういった「気持ち」の抱き方の違いが声の違いに反映されています。

例えば、Every Little Thingデビュー当時1996年の『Future World』は「闘いの心」で歌っていますし、歌詞も「闘いの心」を表現しています。それに対して、2010年に発表された『green』は「優しさ」で歌っていますし、歌詞も「優しさ」を表現しています。実際に聴き比べると、その違いがハッキリと分かると思いますので、聴き比べてみて頂けると幸いです。
 

 


持田香織の歌い方は年々少しずつ変化していますし、同じ年であっても、曲によって異なる歌い方をしていることもあるので、この2つの動画を通して持田香織の歌い方の変化の全ての意味を理解することは難しいのですが、最も基本的な大枠は掴めると思います。デビュー当時は若々しい「闘いの心」を多く歌い、最近は穏やかな「優しさ」を多く歌うように変化しています。また、同じ「闘いの心」を歌っていても、デビュー当時は若々しい「闘いの心」で歌っているのに対して、後になると、しなやかな「闘いの心」を歌うようにも変化しています。

こういった違いを理解して持田香織の歌を聴くことによって、持田香織の歌を通して学ぶことができる「気持ち」の違いを意識できるので、こういった違いを理解することは大事なことです。


【持田香織の歌の重要性】

日本において、持田香織はとても重要な歌手です。何故ならば、持田香織の表現できる女性的な「風の気持ち(優しさ)」の「可愛さ」を表現できる歌手は他にいないからです。少し発展的な内容ですが、このことについて説明を書きます。

神々にも性別があります。例えば、金星の惑星記号は「♀(メス)」、火星の惑星記号は「♂(オス)」ですが、こういった惑星記号を作った古代の人間達は金星神が極めて女性的な神様で、火星神様が極めて男性的な神様であることを知っていたからこそ、こういう記号を作っています。

こういう意味で考えた時に、木星神様は中性的な神様です。自分自身の中に女性性と男性性の両方を強く持っています。歌手に置き換えると、例えば、スピッツの草野正宗は木星神様の男性性のある一面を、ボサノバシンガーの小野リサは木星神様の女性性のある一面を歌っています。草野正宗という名前は「草の正しい大本」、小野リサ(小野里沙)という名前は「小さな野の里の砂」を意味し、両者共に植物と関連付けられている名前です。

「可愛い」という言葉は「愛を可にする」と書きますが、この言葉が示すように、「可愛さ」は「愛」を広げる力を持っています。例えば、子供は「可愛い」からこそ親が「愛」を抱くことを促しています。このような意味で、正しい「可愛さ」は本質的に「善」です。

だからこそ、それぞれの神々は「愛」を広げるために、異なる「可愛さ」を使いこなせるようにしています。そして、我々人間は神々を直接見ることはできませんが、神々と共に働く誰かを通して、その神様が司る「可愛さ」について理解できます。そして、持田香織は歌を通して木星神様の司る「可愛さ」を持った「気(持ち)」が何なのかを長年に渡って教え続けてきた人間です。

持田香織の歌い方の変化によって、表現されている「気持ち」も異なりますが、「風の気持ち」を歌うようになった後期の持田香織の歌い方の特徴は、「平和」「しなやか」「穏やか」といった言葉に象徴されると思います。こういった「平和」な「可愛さ」が、木星神様の司る1つの「風の気持ち」の「可愛さ」です。

木星神様の司る「可愛さ」を表現している芸能人は他にもいます。例えば、森高千里(森の高い千の里)も、木星神様の司る「可愛さ」を長年表現し続けてきた歌手ですが、森高千里が表現しているのは、木星神様の「火の気持ち(元気)」の「可愛さ」なので立場が異なります。タレントの優香(優しい香り)も、木星神様の司る「火の気持ち(元気)」の「可愛さ」を表現しています(優香の本名は岡部広子ですが、木星はものすごく巨大な星だからこそ岡部広子という名前を持っています)。役によって異なりますが、女優の上野樹里(上の樹の里)も木星神様の司る「火の気持ち(元気)」の「可愛さ」をよく表現してきた方です(例:『のだめカンタービレ』の野田恵)。

こういった全体像が見えてくると、持田香織の立場がよりハッキリと見えるようになり、彼女の重要性がより深く分かってきます。彼女が重要なのは、木星神様がメインで司る「風の気持ち」の「可愛さ」を表現し続けてきた点です。もちろん、そのことに加えて、しなやかな「闘いの心」の「美しさ」や、平和な「元気」の「可愛さ」を表現している歌なども、持田香織の重要性を増している要素ではありますが、女性的な「風の気持ち」の「可愛さ」を表現してきた歌手は他にはいないので、その点が最も重要な点です。

木星神様は持田香織を通して何を目指しているのかというと、持田香織の歌を通して木星神様自身が司ることができる「可愛さ」を人間に広げることを目指しています。より女性を可愛くすることによって、人間がもっと「愛」を抱くことができるような状況を増やし、そのことを通して、木星神様は人間同士の「支え合い」を増やそうとしています。

我々人間にとって、歌は「気持ち」を学ぶための道具としての側面があります。ですから、強い共感を抱きながら持田香織の歌を聴くことができれば、我々人間は持田香織の歌を通して木星神様の「風の気持ち」を学ぶことができます。そして、そこで学んだ「気持ち」によって、我々人間はもっと素敵な人格になっていくことができます。そういうことの積み重ねによって、世の中はもっと良くなっていくことができます。

ですから、我々人間にとって大事なことは、持田香織の歌をもっと聴くようにすることです。女性が持田香織の歌を聴くことによって、女性的な「可愛さ」を学んでいくことにも、男性が持田香織の歌を聴くことによって、こういった女性的な「可愛さ」を素敵だと思うようになることも、我々人間が思っている以上にいい影響を生み出していきます。もちろん、持田香織の「元気」な歌を聴いて、「元気」をもらったりすることも、生きていく上でとても大事なことです。
 

【楽曲の重要性】

今まで、持田香織の歌い方について多く説明をしてきましたが、持田香織が生み出してきた様々な重要な歌についても触れる必要があります。
 


例えば、『fragile』は、我々の生きている人生がどのような「物語」なのかを教えてくれます。人間は未熟な存在だからこそ、「光」と「闇」を揺れ動くけれども、どのような「気持ち」と共に生きていけば「光」へ続く「道」を見つけることができるのかを、この歌は教えてくれます。今でもこの歌がカラオケで多く歌われ、それぞれの人々の生きる物語の中でこの歌が何らかの意味を持つことは素敵なことだと思います。

現代は消費の時代なので、昔の曲が振り返られることが非常に少ない時代ですが、今までに持田香織が生み出してきた様々な大事な歌を再び聴き、そこから何かを学ぼうとすることがとても大事です。また、これから新しく生み出されてくる彼女の歌を聴くことも大事なことです。何故ならば、今でも彼女は我々が学ぶべき大事な「気持ち」を表現し続けているからです。

将来的には、持田香織が生み出してきた重要な歌のそれぞれについて解説を書いていきたいと思っています。