宮崎駿作品について
宮崎駿作品は我々人間が生きていく上で大事なことを素晴らしい形で表現しています。ですから、宮崎駿作品の持つ深い意味を理解することは、我々が人生をより良い形で生きることを強く促します。ここでは、それぞれの宮崎駿作品がどのような意味を持っているのかを解説します。
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「これ以上犠牲を出したくないの、お願い。大婆様も分かって。この人達に従いましょう(ナウシカ)」 「たとえわが一族ことごとく滅ぶとも、人間に思い知らせてやる(乙事主)」宮崎駿作品セリフ解説
2022.06.05 宮崎駿作品について
「これ以上犠牲を出したくないの、お願い。大婆様も分かって。この人達に従いましょう(ナウシカ)」 「たとえわが一族ことごとく滅ぶとも、人間に思い知らせてやる(乙事主)」 ナウシカが経験したことと同様に、ジルの死を知った村人…
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「双方動くな!動けば王蟲の皮より削り出したこの剣がセラミック装甲を貫くぞ!(ユパ)」 「そなたの中には夜叉がいる。この娘の中にもな。(アシタカ)」宮崎駿作品セリフ解説
2022.06.04 宮崎駿作品について
「双方動くな!動けば王蟲の皮より削り出したこの剣がセラミック装甲を貫くぞ!(ユパ)」 「そなたの中には夜叉がいる。この娘の中にもな。(アシタカ)」 宮崎駿作品の中で、ユパとアシタカの共通する部分を理解するこ…
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「私もだ、いつもカヤを想おう(アシタカ)」 「皆もう泣かないで、大丈夫よ、私はすぐに帰ってくるわ(ナウシカ)」宮崎駿作品セリフ解説
2022.06.03 宮崎駿作品について
「私もだ、いつもカヤを想おう(アシタカ)」 「皆もう泣かないで、大丈夫よ、私はすぐに帰ってくるわ(ナウシカ)」 アシタカが旅立つ時のカヤに対する接し方を通して、我々は「水の気持ち(問題解決の心)」の短所を知ることができま…
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「私、自分が怖い。憎しみにかられて何をするかわからない。もう誰も殺したくないのに(ナウシカ)」宮崎駿作品セリフ解説
2022.06.02 宮崎駿作品について
「私、自分が怖い。憎しみにかられて何をするかわからない。もう誰も殺したくないのに。」 ナウシカのように、方向性の異なる様々な「愛」を自分の中に養うなら、自分の中に矛盾する側面を抱くことになり、それが本人に葛藤を与えます。…
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「ダメよ、そんな怪我で入ったら!この湖の水はダメだったら!(ナウシカ)」宮崎駿作品解説
2022.06.01 宮崎駿作品について
「ダメよ、そんな怪我で入ったら!この湖の水はダメだったら!」 「水の気持ち(問題解決の心)」には「冷たい水の気持ち」と「温かい水の気持ち」があります。そういう意味で考えた時、ナウシカの「水の気持ち(問題解決の心)」は「温…
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2022.05.31 宮崎駿作品について
「ほら、怖くない」 ナウシカは心の真実がよく見えています。それをよく象徴するシーンが、生きることを放棄しつつあるおじいさん達の心を変えるシーンであったり、キツネリスの心を変えるシーンです。 「恐怖」は「自分を守る」という…
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「皆、必ず助ける。私を信じて、荷を捨てなさい(ナウシカ)」宮崎駿作品セリフ解説
2022.05.30 宮崎駿作品について
「皆、必ず助ける。私を信じて、荷を捨てなさい。」 宮崎駿作品の中で、ナウシカは最も優れた人間です。というのも、ナウシカの「愛」はあまりにも大きく、彼女は様々な「愛」を使うことができる人間で、なおかつ、彼女の「愛」の実践能…
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「その者、青き衣をまといて金色の野に降り立つべし。失われし大地との絆を結び、ついに人々を青き清浄の地へ導かん」宮崎駿作品セリフ解説
2022.05.29 宮崎駿作品について
「その者、青き衣をまといて金色の野に降り立つべし。失われし大地との絆を結び、ついに人々を青き清浄の地へ導かん」 『風の谷のナウシカ』の中で登場する、この言い伝えの意味を深く知る上で大事なことは色の意味を理解することです。…
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2022.05.28 宮崎駿作品について
「うん、嬉しいの、、、」 腐海の底に迷い込んだナウシカは、腐海の森が汚れた土を浄化していることを知り、横たわったまま涙を流します。この涙の意味を知ることはとても大事で、その「喜び」の意味は少なくとも2つあります。 この時…
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「もう終わりだ。美しくなかったら生きていたって仕方がない(ハウル)」宮崎駿作品セリフ解説
2022.05.27 宮崎駿作品について
「もう終わりだ。美しくなかったら生きていたって仕方がない。」 この言葉はハウルが自分の「美」に対する「執着」が故に、「美」を失うことについて「絶望」を抱くことを表現しています。この「絶望」によって、ハウルは闇の精霊を呼び…
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「彼らの一番大事なものは金でも女でもない、名誉だって(フィオ)」宮崎駿作品セリフ解説
2022.05.26 宮崎駿作品について
「彼らの一番大事なものは金でも女でもない、名誉だって。」 空賊達がポルコの飛行艇を壊そうとした時、フィオはこの言葉を通して空賊達を説得し、飛行艇が壊されることを止め、ポルコが殺されることを止めます。 この言葉に空賊達が心…
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「魔法がなくなったら、私、何の取り柄もなくなっちゃう(キキ)」宮崎駿作品セリフ解説
2022.05.25 宮崎駿作品について
「魔法がなくなったら、私、何の取り柄もなくなっちゃう。」 『魔女の宅急便』も『千と千尋の神隠し』も、本当に「他者のため」に何かをしようとする時、我々は我々自身の「才能」を開花させるということを伝えています。キキはトンボを…
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「曇りなき眼で見定め、決める(アシタカ)」宮崎駿作品セリフ解説
2022.05.24 宮崎駿作品について
「曇りなき眼(まなこ)で見定め、決める。」 アシタカは物事の本質を「見定める」ためにどのような精神性が必要なのかを知っています。また、物事の本質を「見定める」ことが、最善の行動を「決める」上でとても大事であることを知って…
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2022.05.23 宮崎駿作品について
「飛ばねぇ豚はただの豚だ。」 このセリフは『紅の豚』というタイトルそのものを象徴している言葉で、その意味が分かったなら、我々はこの映画を通してより多くを学ぶことができます。 「食欲」と「怠惰」に取り憑かれると人は「豚」の…
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「千尋・・・いい名だね。自分の名前を大事にね(銭婆)」宮崎駿作品セリフ解説
2022.05.22 宮崎駿作品について
銭婆「千尋・・・いい名だね。自分の名前を大事にね。」 湯婆婆「千尋というのかい・・・ぜいたくな名だね。今からおまえの名前は千だ。」 映画『千と千尋の神隠し』は、「名前」の重要性についても触れられている作品で…
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2022.05.21 宮崎駿作品について
「生きろ、そなたは美しい。」 アシタカの発言は我々に多くを教えてくれます。この発言は彼が「美」の価値を知っていたからこそ生まれている発言です。というのも、「美しい」から「生きろ」ということを言うためには、様々な前提知識が…
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2020.05.08 宮崎駿作品について
ここでは『魔女の宅急便』を心理学的、気学的・神学的に解説していきます。『魔女の宅急便』の持つ様々なメッセージの中で、最重要な点だけを説明していると御理解頂けると幸いです。 多くの方が『魔女の宅急便』を御覧になったことはあ…
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2020.05.07 宮崎駿作品について
このページでは、『千と千尋の神隠し』の最も重要な点を、心理学的観点と神学的観点から解説していきます。皆様が『千と千尋の神隠し』を通して大事なことを深く学ぶ一助となれると幸いです。 【心理学的分析】 ・千尋の…
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2017.07.17 宮崎駿作品について
ここでは、宮崎駿についての概要を書いていきます。 宮崎駿は日本人で最も重要な表現者です。どうしてそのように言えるかというと、宮崎駿程に素晴らしい形で作品の中に大事なメッセージを込め続けてきた表現者は他にいな…