心の成り立ち(基礎:気持ちの種類)

我々は生きている間、絶え間なく様々な「気持ち」を経験しています。しかし、「愛」とは何か?「欲望とは何か?」といった様々な「気持ち」の成り立ちや違いについてどこかで学ぶことはなく、このことによって我々は様々な問題を経験しています。例えば、「愛」と「欲望」の違いを明確に理解していないが故に、恋人に対して「愛」を抱いているつもりなのに、いつのまにか「支配欲」を抱いてしまっている状態になってしまい、その「支配欲」が故に恋人を苦しめてしまい、恋人との関係が悪化してしまったりします。具体的な例を挙げると、恋人に対する束縛は「愛」ではなく「支配欲」です。そして、多くの人にとって「支配」されることは好ましくないことなので、束縛されることで相手に対する「嫌悪」を抱きやすくなります。そして、「愛(好き)」と「嫌悪(嫌い)」は相反する感情だからこそ、相手に対する「嫌悪」が増えれば増える程、「愛」は失われていきます。こういった構造によって、束縛は恋人同士の「愛」をすり減らし、関係性を悪くしていきます。この例のような形で、我々が「気持ち」に関する理解が浅いが故に、大事な人や自分自身の首を締めてしまい、お互いを不幸にしてしまっているような例はとても多くあります。だからこそ、「気持ち」に対する理解を深めることはとても大事なことです。ここでは、様々な「気持ち」の内容やそれぞれの「気持ち」の違いなどを解説していきますので、これらの文章を読んで頂くことで様々な「気持ち」に関する理解を深めて頂き、御自身の生活の中で活かして頂けると幸いです。