心の成り立ち(入門)

ここでは、心の成り立ちについて、最も重要な点をできるだけ分かりやすく、簡潔に書いていきます。このホームページを開いた時に最初に読んで頂けると幸いです。それぞれの文章はとても短いので、ここにある文章を上から順に読んでいって頂ければ、と思ってます。また、この章では、分かりやすさを最優先して考えているので、正確性については少し足りない部分もありますが、より正確に心の成り立ちを理解をされたい方は『心の成り立ち 基礎』のカテゴリーにある様々な文章を読んで頂けると幸いです。

  • 「愛」⇔「欲望」(2021/1/5更新)

    「愛」は「他者を大事と思う気持ち」のことであって、「他者を大事」と思うからこそ「他者のため」に何かをしたいと思います。それに対して、「欲望」は「自分が利益を得ることを目指す気持ち」であって、「利益を得ることを目指す」から…

  • 「幸せ」の定義(2021/1/5更新)

    「愛」から生まれる「喜び」は、愛する人が「幸せ」なことから生まれる感情です。そして、自分がその相手を「愛」し、相手が「幸せ」な限り、「喜び」は永遠に持続します。例えば、愛する我が子の笑顔から感じる「喜び」は、その子を「愛…

  • 「愛の価値」⇔「欲望の虚しさ」(2021/1/5更新)

    「愛」は「他者のため」だからこそ「価値」を感じ、「価値」を感じるからこそ「愛」を実践したいと思います。それに対して、「欲望」は「自分のため」だからこそ「虚しさ」を感じ、「虚しさ」を感じないためにも「欲望」でごまかそうとし…

  • 「他人の幸せは蜜の味以上」⇔「他人の不幸は蜜の味程度」(2021/1/5更新)

    自分が「愛」の立場に立つと相手が大事に思えるので、相手の「幸せ」から「喜び」を感じ、相手の「不幸」から「悲しみ」を感じます。「他人の幸せは蜜の味」という言葉があったとしたら、「蜜」はこの「喜び」のことです。 自分が「欲望…

  • 「愛」⇔「嫌悪」(2021/1/5更新)

    「嫌悪」は「欲望」に繋がる性質を持っています。例えば、 「人に嫌われたくないから、こうしよう」 「やりたくないから、早く終わらせたい」 「お金が無いのは嫌だから、稼ぎたい」 こういった動機の根底には「嫌悪」があります。で…

  • 「ストレス」の最大の解決策は「愛」(2021/1/5更新)

    心の中に「嫌だ」「逃げたい」といった「気持ち」があると、人は「欲望」に逃げ込みたくなります。例えば、やりたくない仕事をやっていると、「ストレス発散」をしたくなり「欲望」を実践したくなります。 だから、最初の時点で「嫌悪」…

  • 「幸せ」の「価値」

    多くの人が「幸せ」になることを無意識にも目指しています。しかし、そのほとんどの人はなんとなく「幸せ」を目指しがちです。 しかし、「幸せ」になることの「価値」を理解することができれば、「幸せ」を目指す「動機」の質がより良く…

  • 「自分が幸せでなければ、他人を幸せにできない」のか?

    「自分が幸せでなければ、他人を幸せにできない」ということが時折言われることがありますが、このことに関する正しい構造を理解することは大変重要なことです。ですので、その構造を整理したいと思います。   【「自分が幸…

  • 「自分が不幸な人は、他人を不幸にしやすい」のか?

    「自分が幸せでなければ、他人を幸せにできない」のかどうか、という点と合わせて理解したいことが「自分が不幸な人は、他人を不幸にしやすい」のかどうか、という点です。 結論から書くと、「自分が不幸であっても、他人を不幸にしにく…

  • 「喜び・悲しみ」と「快楽・不満」

    生きていると良いことも悪いこともありますが、それぞれの場合にどのような心を抱くのかということは大変重要な問題です。 というのも、どういう心を抱くかによって、その人の人格がどのようなものになってくるかも変わってきますし、ど…

  • 「愛おしさ・愛でる心」と「幸せ」

    「幸せとは何なのか?」ということを考える上で、「愛おしさ」や「愛でる心」を感じることは大変重要な点です。というのも、この種の「愛」は「幸せ」の一つの形だからです。   【「愛」が故の「喜び」】 異性に「愛おしさ…

  • 「欲」が「不幸」を生み出す

    「欲」は我々を「支配」する力を持っています。何故ならば、「欲」が故に生まれる「快楽」を経験すると、その「味」を知ってしまうが故に、その「快楽」を再び「欲」する心が生まれるからです。また、その「味」を知ってしまったが故に、…

  • 「自分が救われたい」と「他者を救いたい」

    「自分が救われたい」という心を抱くなら「他者を救いたい」とは思えなくなるのに対して、「他者を救いたい」という心を抱くなら「自分が救われたい」とは思えなくなります。この構造は大変重要な意味を持っています。 「他者を救いたい…

  • 「幸せ」と「深み」

    人間に「深み」があればある程、「幸せ」もまた「深み」を持ちやすいです。つまり、人間の「深み」は感じられる「幸せ」を大きくすることに繋がります。というのも、人間の「深み」は物事の意味をより「深く」感じさせることを促す故に、…

  • 「幸せ」と「成長」

    我々の生きている「人生」にとって、「幸せ」と「成長」という二つの要素が非常に重要な意味を持っています。言い換えると、「幸せ」と「成長」の本質的意味を理解することで、「何故生きているのか?」という大きな問いの答えの一部を知…

  • 「幸せ」と「修行」

    「幸せ」を求める心と「成長」を求める心は相反することが多いです。というのも、「幸せ」を求める心は「苦悩」へ向かわず、「成長」を求める心は「苦悩」も引き受けるからです。 「成長」という言葉は意味が広いですが、本質的な意味で…

  • 「愛」の「純粋性」について

    「愛」は「相手のため」に何かを「純粋」に行なうことを促すのに対して、「欲」は「自分のため」に何かを「不純」に行なうことを促します。 だからこそ、その「動機」が「純粋」な「愛」でなければ、つまり、その「動機」に「欲」が混ざ…

  • 「分ける」と「選ぶ」

    文字通り「分かる」こととは「分ける」ことです。そして、「選ぶ」ことを可能にするのは「分ける」=「分かる」ことです。何故ならば、「分ける」ことで選択肢が生まれ、選択肢が無ければ、我々は「選ぶ」ことができないからです。 そし…

  • 「許す」⇔「許さない」(2021/1/5更新)

    「愛」の立場は自分よりも他者を大事に思うからこそ、他者が自分に「不利益」を与えても「相手のため」に「許す」ことを行います。それに対して、「欲望」の立場は他者よりも自分を大事に思うからこそ、相手が自分に「不利益」を与えると…

  • 「本気」⇔「浮気」(2021/1/5更新)

    「本気」⇔「浮気」の対立は「愛」⇔「欲望」の対立です。 「愛」を抱いていると「自分よりも相手が大事」と思うからこそ「相手のため」を思います。そして、最も大事な相手はこの世に一人だからこそ、その一人が根…

  • 「与える」⇔「奪う」(2021/1/5更新)

    「愛」は「相手のため」に何かをしたいと思うからこそ、自分が相手に「与える」ことを目指します。それに対して、「欲望」は「自分のため」に何かをしたいと思うからこそ、自分が相手から「奪う」ことを目指します。 「愛」は「相手のた…

  • 「与え合い」⇔「ギブ&テイク」(2021/1/5更新)

    「愛」は「相手のため」を思うからこそ「与える」ことを目指し、「欲望」は「自分のため」を思うからこそ「手に入れる」ことを目指しますが、こういった態度が「与え合い」と「ギブ&テイク」の違いに繋がっていきます。「与え合い」も「…

  • 「愛の関係」⇔「利害関係」(2021/1/5更新)

    人間の関係性は「愛」の関係性か「欲望」の関係性のどちらかになっていきます。そして、「欲望」の関係性は「利害関係」のことを意味します。 「利害関係」は「自分のため」に相手に付き合ってあげたり、相手の話を聞いてあげたり、様々…

  • 「認める」⇔「認めない」(2021/1/5更新)

    自分の過ちや自分の問題を「認める」ことと「認めない」ことにも「愛」と「欲望」に関する対立の意味があるので、そのことを説明させて下さい。 自分が良い人間になることは「相手のため」に自分にできることを増やします。例えば、本当…

  • 「相手を守る」⇔「自分を守る」(2021/1/5更新)

    「愛」の立場は「他者のため」なので「他者を守る」ことを行ないます。それに対して、「欲望」の立場は「自分のため」なので「自分を守る」ことを行ないます。このことについて、説明していきます。 我々は生きていて「他者を守る」か「…

  • 「愛」の種類(2021/1/5更新)

    「愛」は「他者を大事と思う気持ち」であって、だからこそ「他者のため」に何かをしたいと思います。この「他者を大事と思う気持ち」は全ての「愛」に共通するのですが、「他者のため」にどのような「愛」を実践したいと思うのかというこ…

  • 「欲望」の種類(2021/1/5更新)

    「欲望」は「自分が利益を得ることを目指す気持ち」であって、だからこそ「自分のため」に何かをしたいと思います。この「自分が利益を得ることを目指す気持ち」は全ての「欲望」に共通するのですが、「自分のため」にどのような「利益」…

  • 「嫌悪」の種類(2021/1/5更新)

    「嫌悪」は「自分が不利益を得ることを嫌がる気持ち」であって、だからこそ、その状態から脱することを「欲望」することに繋がりやすい性質を持っています。この「自分が不利益を得ることを嫌がる気持ち」は全ての「嫌悪」に共通するので…

  • 「欲望」と「嫌悪」(2021/1/5更新)

    「欲望」は「嫌悪」に繋がりやすく、「嫌悪」は「欲望」に繋がりやすい性質を持っています。 「欲望」は実現している時は「快楽」を得られるものですが、実現しない時は「嫌悪」を感じるものです。例えば、ギャンブルは当たれば「快楽」…

  • 「抑圧」と「解放」

    「抑圧」は「嫌悪」を生み、「抑圧」からの「解放」は「欲望」を生み出します。つまり、人は「抑圧」された状態によって「ストレス」を溜め込み、「解放」されることで「ストレス」を発散しようとします。 「不自由」な状況を「自分のた…