神社や寺は適切な大きさを持つべきです。その時に非常に大事な尺度となるのが、その神社や寺で祭られている神様の力の大きさです。その大きさが適切でないと、非常に良くない構造が生まれます。

例えば、毎年明治神宮には膨大な参拝者が訪れますが、これは実は必ずしも好ましいことではありません。何故ならば、明治神宮に祭られているのは明治天皇とその皇后である昭憲皇太后ですが、このお二方は膨大な人間の人生を支える程に力のある神ではないからです。どうして、そのように言えるかというと、他の神々と比べて神としての経験値があまりにも少ないからです。

このお二方に無礼なことは書きたくないのですが、このお二方を馬鹿にしているわけではなく、もっと他の神の方が力のあるということを伝えたい形になります。

神社や寺の大きさとそこに祭られている神の力はある程度一致していないといけないのですが、明治神宮は必要以上に大き過ぎます。逆のケースだと、天照大神を祭っている東京大神宮は小さ過ぎます。ですから、本来は明治神宮と東京大神宮の大きさは逆であるべきです。

日本の中心的存在の神社は天照大神を祭っている伊勢神宮であって、東京大神宮は東京のお伊勢様とも呼ばれる存在です。そして、現代においては、日本において東京が最も影響力のある場所です。だからこそ、本来は東京大神宮はもっと巨大であるべきです。

そうすれば、東京大神宮は初詣の際ももっと人を集めることができ、そういったことが意外と日本に良い影響を与えてきます。年に一回だけでも、力のある神様に頼み事を多くの人がすることには、それなりの影響力があるからです。今の東京大神宮は小さ過ぎて、毎年道路に参拝を待つ人が並ぶ事になってしまっています。

この文章を通して、神社や寺の大きさについて理解を深めて頂けると幸いです。

(2020/12/19 Facebook投稿より)