人は何故眠るのか?
2016.06.27 身体について
睡眠とは我々が毎日6〜8時間近く行なっているものです。ですから、睡眠の意味については是非とも理解しておいてほしく思います。
これは前提として書いておきますが、「人は何故眠るのか?」という疑問に対して医学的に明確な答えは出ていません。医学を否定しているわけではありません。しかし、我々は医学が何を分かっていないかを人類全体でよくシェアする必要があります。なぜならば、それをしない限り、「医学は何でも明らかにしているのだろうな」と無意識に思ってしまうからです。そして、その無意識の前提が故に、例えば、「お医者さんは何でも分かっているだろうから、お医者さんに任せておけばいいだろう」といった誤った発想を持ってしまいます。しかし実際は、お医者さんにも分からないことはたくさんあります。
睡眠の意味とはとても明確です。睡眠とは身体に溜まった「闇の気」の浄化の行為です。もちろん、子供にとっては身体の成長のための時間でもあり、大人にとっても日中傷付いた身体を治療するためという意味もあります。しかし、身体の成長・治療のためだけであるのであれば、例えば一日中脳も身体もほとんど使わない大人などは、そんなに眠る必要はないはずです。ただ、我々はいつも決まって6〜8時間は寝ないと、調子が悪くなっていきます。ですから、睡眠には身体の成長・治療以外の意味も必ずあるはずです。それが、身体に溜まった「闇の気」の浄化という側面です。こちらの側面が睡眠の最も大きな役割になります。
基本的にほとんどの人は朝目覚めると「気分」がスッキリしています。(そうでない人は、最後のリンクを読んで下さい。)これは我々の誰もがいつも経験している事実であって、このことから睡眠の意味は理解ができます。どうして、「気分」がスッキリするかというと、身体に宿っていた「闇の気」が無くなっている、つまり浄化されているからです。
「気分(気を分かつ)」「気持ち(気を持つ)」という言葉に書いてあるように、我々の感情の原因は「気」です。では、具体的にどのようにして「気」が我々の「感情」に影響しているかというと、様々な「気」が、我々の心臓に宿っている魂に触れることによって、我々は様々な「感情」を経験しています。
ちなみに、「心臓」と書かれているように、「心臓」は「心の臓器」です。昔の人は「心臓」に「心=魂」が宿っていることは知っていました。これも「気分」同様、言葉に真実が残されているケースです。また、「神経」とは「神が経る」と書きます。神々が「気」を司っていますから、ここで言われる「神」とは「気」のことを意味します。ですから「神経」とは「気が経る」という意味であって、「気を伝達するための場所」として神経はあります。
心臓に宿っている魂にとって、最も身近な外界は我々の身体です。我々が日常的に経験している「感情」の多くは、我々の身体に宿っている様々な「気」が、神経を通って我々の魂に伝わることによって起こっています。
例えば、新宿は「欲望の気」が強い場所であって、新宿に行くと呼吸などを通して我々は「欲望の気」を身体に入れます。そして、その身体に入った「欲望の気」が神経を通って心臓に伝わり、我々の魂に触れます。そうすると、「欲望」の感情を抱きやすくなり、買い物がしたくなったり、ラーメンを食べたくなったりします。
また、そういった「闇の気」が強い場所だけではなく、「闇の気」が強い人とコミュニケーションを取ったり、ラーメンや酒などの「闇の気」が強い食べ物や飲み物を摂取することによって、我々は日中に様々な「闇の気」を身体に摂取しています。そして、そういった「闇の気」は身体に溜まっていきます。
「闇の気」は外部から身体に摂取するだけではなくて、内側からも生まれてきます。つまり、「闇の気」は我々の魂が作り、身体に溜め込むものでもあります。
度々書いておりますが、我々の魂は「気」を作ります。例えば、悲しい出来事を経験した時に悲しくなるのは、その出来事によって我々の魂が「悲しみの気」を作るからです。その我々の魂が作った「悲しみの気」に、我々の魂が触れることによって我々は「悲しみ」を経験しています。そして、その「気」の量が多い場合、その「気」は身体に溜まります。
それは「闇の気」も同様で、例えばしたくない仕事をしていると「嫌悪」の感情を我々は抱きますが、それは、我々の魂が「嫌悪の気」を作っているということを意味します。もし、その「嫌悪」の感情がとても強い場合、その「嫌悪の気」はとても量が多いですから、身体に溜まり続けます。
そういった形で、我々は身体の外部や内部から様々な「闇の気」を身体に溜めながら生きています。そして、睡眠とはそれらの溜まった「闇の気」の浄化です。だからこそ、随分イライラしている状態で眠ったとしても、基本的に目覚めると気分はスッキリしています。何故ならば、我々の感情の原因は「気」であって、身体に「闇の気」が溜まると感情は乱れますが、睡眠によってそれらの「闇の気」が浄化されると、それらの「闇の気」の影響を受けなくなるからです。
つまり、睡眠は我々の心をいつも助けてくれています。そういった睡眠の役割を適切に理解して頂ければ、と思います。
以上が、睡眠の役割の話になります。寝ても疲れが取れないケースについてはこちらの文章を読まれて下さい。
医学は「気」のことは対象範囲にしていません。だから、医学は睡眠の意味を明確に明らかにすることはできません。つまり、医学が睡眠の意味を明らかにできないという理由は「医学が『気』を対象範囲としていない」という医学の構造自体にあります。
こういった「睡眠の意味」といった具体的な問題から、「医学が全てではない、医学に加えて、我々人間に必要なのは『気』の観点だ」ということを理解して頂ければ、と思います。
私としても、今後は医学を学んだ上で、「何故睡眠中のこの時間は、この神経が活発に働き、こういった物質が分泌されるのか」といったことを「気」の観点と結びつけて説明する努力をしていくつもりです。
我々はこの世界を「医学」「心理学」「スピリチュアル」「哲学」「生物学」「物理学」「芸術」「経済」といった形で、様々な分野に分けて見るようになってしまったが故に、大事なことが見えない呪いを自分達自身に掛けてしまっています。
全ては「気」というものを通して繋がっています。「全ては繋がっている」と聞こえのいい形で曖昧に言う方もいますが、それも間違っています。繋がっているのであれば、どういった形で全てが繋がっているのかを説明すべきです。そういったことを今後も具体的に伝えていきたく思っています。