我々は生まれ変わる時、全ての「記憶」を失う。

人間は、自分の前世を覚えていないことを嘆く。
しかし、本当はそれは喜ばしいこと。

覚えていないからこそ、魂は「記憶」に縛られない。
我々の「記憶」はいつも我々を縛る。

そのような縛りから解放するために、
神々は我々の「記憶」を消す。

「記憶」が無いのは神々の優しさ。


だからこそ、
生まれ変わる度に、
真の新たな始まりがあり、
新たな始まりがあるからこそ、
過去の自分に縛られずに、
魂を向上させていける。

「記憶」が無いからこそ、
それぞれの魂は成長していける。

多くの「記憶」がある中で「現在」と向き合うことはとても困難。
「記憶」があればあるほど、自分が自分だと思う自分に、それぞれの魂は合わせていくから。

大事なことは「過去」ではなく「現在」にある。
「過去」とは存在するものではなく、我々の「記憶」の中にあるものであるから。
そして、「現在」と真に向き合うためには「過去」を使ってはならない。

そして、この「現在」においてしか、我々の感情は存在しない。
我々は絶え間なく迫ってくる「現在」において、
自分の感情を通して、魂の修行を行なう。


人間は今世のことしか「記憶」を持てない存在。
だからこそ、本来は「現在」と向き合いやすい存在。
その中で、この「現在」との向き合い方を学んでいく。

天使は直近の前世の「記憶」を持っている存在。
だからこそ、少しだけ「現在」と向き合いにくくなる。
その中で、この「現在」との向き合い方を学んでいく。

神々は自分の全世の「記憶」を持っている存在。
だからこそ、神々は「現在」と向き合いにくい存在。
その中で、この「現在」との向き合い方を学んでいく。


この人間の生という場で、「現在」との向き合い方を学び、
その修行を終えた者達が天使や神々となっていき、
更なる「現在」との向き合い方を学んでいく。

それぞれの器はそれぞれ異なる修行を全ての魂に与える。
その一つが「記憶」。

 

(2016/1/21 金星神と共に)