1968年に非常に重要な本が出版されました。カルロス・カスタネダの『ドン・ファンの教え』という本です。文化人類学者であるカスタネダがメキシコのシャーマンであるドン・ファンに弟子入りし、ドン・ファンが行なっていた事や何を学んでいたのかを書いた本になります。

カルロス・カスタネダ  https://ja.wikipedia.org/wiki/カルロス・カスタネダ

一般的には全然知られておりませんが、ドン・ファンとは闇のシャーマンです。光のシャーマンと全く立場が異なります。ですから、もし闇のシャーマンが何をしているのかを学びたい方はこの本を読まれてみるといいと思います。色々な幻覚性植物についての話も出てきます。

 

松岡正剛もこの本について書いていますので、こちらも参考にして頂けるといいと思います。 http://1000ya.isis.ne.jp/0420.html

ちなみに、この文章の中で松岡正剛は「私には一切の幻覚性物質が効かなかった」と書いてありますが、それは松岡正剛がそういった経験をすべき人間ではないからです。

ある人間は幻覚性植物を摂取しても何も感じません。そういった人というのはいます。その人の持つ人生の役割にとって、こういった目に見えない世界のことを理解する事が害になることもあるのです。そういった方は何も経験しません。

彼はそういった世界のことを理解し始めてしまうと、そちらの世界の方に入ってしまうために何も感じなかった形になります。また、危険な接種方法だったからこそ何も感じなかったという側面もあります。マリファナは基本的にはいいですが、LSDは危険です。

松岡正剛は一人の神様と共に働いており、その神様が何かを見たり感じたりすることを止めた形になります。私も儀式を行なってきましたが、こういったケースというのはたまにあります。こういったこともこの際に御理解頂けるといいと思います。