「幸せ」についての音声解説はこちらになります。聴いてみて頂けると幸いです。


「愛」から生まれる「喜び」は、愛する人が「幸せ」なことから生まれる感情です。そして、自分がその相手を「愛」し、相手が「幸せ」な限り、「喜び」は永遠に持続します。例えば、愛する我が子の笑顔から感じる「喜び」は、「飽き」が来るものではありません。

「欲望」から生まれる「快楽」は、自分が何かしらの「利益」を得ることから生まれる感情です。そして、「快楽」は必ず長続きしません。例えば、どんなに美味しい寿司を食べても、「快楽」を得られるのは一瞬ですし、毎日食べていると「飽き」が来ます。

この構造が「幸せ」は「欲望」の生む「快楽」ではなく、「愛」の生む「喜び」だということを我々に教えてくれます。これが「幸せ」の定義です。

「愛」は相手の「幸せ」のために何かをしていくことに繋がります。そして、相手が「幸せ」な姿を見ることによって、自分も「喜び」=「幸せ」を感じます。愛し合う人間同士は、お互いにこういったことを行うことによって、お互いの「愛」を高め合い、お互いを「幸せ」にしていきます。これが人間の理想の姿です。

「欲望」は自分の「快楽」のために何かをしていくことに繋がるので、相手に対する配慮に欠け、気付かない内に相手を苦しめていきます。そして、苦しめられた相手は「嫌悪(嫌い)」を感じるので、「愛(好き)」が失われていきます。また、「嫌悪」を発散させるために「欲望」に手を伸ばしていくことも多いです。今の日本社会は、お互いの「欲望」によってお互いの「愛」をすり減らし、お互いの「幸せ」を奪い合っている現状があります。これが日本社会の現実の姿です。

本当は「幸せ」の定義は難しいことではないですし、言われれば当たり前のことです。しかし、こういったことを我々は小学校などで学ばないからこそ、誤った方向に社会全体で進んでいることを知って頂けると幸いです。